「老後どうすんの」って、夜中に急に怖くなった

離婚してしばらくは、もう「今月乗り越えること」だけで精一杯やった。

家賃、食費、保育料、光熱費。月末になるたびに通帳の残高とにらめっこして、「あと3日どうしよう」みたいな日もあった。老後?そんな先のこと考える余裕、1ミリもなかった。

でも子どもがやっと落ち着いて、私も仕事が軌道に乗ってきたある夜、急に怖くなった。

「私、年金いくらもらえるんやろ」

スマホでねんきんネットにログインして、試算してみたら——正直、目を疑うような金額やった。フルで働いたとして、月に受け取れる見込み額がびっくりするくらい少なかった。シングルマザーって、専業主婦時代があったり、パートで社会保険外れてた時期があったりして、年金の空白期間がある人も多い。私もそう。

「これで老後、生きていかなあかんの?」

その夜から、私の「老後問題」との戦いが始まった。


iDeCoって何?を1から調べた

正直なところ、iDeCoの「i」の意味も知らんかった(笑)。個人型確定拠出年金、と言われてもピンとこんし、「掛け金が全額所得控除」って聞いても、それがどれだけお得なのかも最初はわからんかった。

でも調べていくうちに、シングルマザーにとってめちゃくちゃ相性のええ制度やということがわかってきた。

iDeCoのポイント(私が理解した範囲)

  • 月5,000円から始められる
  • 掛け金が全額、所得税・住民税から控除される
  • 運用益が非課税
  • ただし60歳まで引き出せない

「60歳まで引き出せない」というのが最初はビビったけど、逆に考えたら「強制的に老後のお金を作れる仕組み」なんよね。私みたいに意志の弱い人間には、むしろ向いてるかもしれない(笑)。

制度は年度によって変わるから、詳しくは必ず自分でも確認してほしいんやけど、私の場合は始めて損はないという結論になった。


NISAとの違い——どっちから始めるか問題

iDeCoのことを調べてたら、必ず「NISA」も出てくる。最初は「もうなんでふたつあんねん」ってなったけど(笑)、ざっくり言うと違いはこう:

iDeCoNISA(新NISA)
目的老後資金自由な投資
引き出し60歳まで不可いつでも可
税制メリット掛け金が所得控除運用益が非課税
月の最低額5,000円100円〜

私が出した結論は「両方やる。でも始める順番はiDeCo」。

理由は単純で、今の私には「強制的に老後のお金を積み立てる仕組み」のほうが大事やと思ったから。NISAはいつでも引き出せるから、いざとなったら使ってしまいそうで(笑)。


実際に口座を開いたときの話

証券口座選びでも迷いに迷った。銀行でもできるって聞いたけど、手数料や商品の種類で証券会社のほうが有利という情報をよく見かけたので、楽天証券で開設することにした。

スマホで完結できるし、画面が見やすくて初心者でも迷いにくかった。書類のやりとりとか、最初の設定に少し時間はかかったけど、1〜2か月くらいで積み立てスタートできた。最初は月1万円から始めて、今は月1万5,000円に増やしてる。

運用は「全世界株インデックス」一本。難しいことは考えず、「世界が成長するやろという仮定で丸ごと買う」という感じ(笑)。


やってみてどうやったか——正直なところ

始めた当初は毎日アプリ開いてはマイナスになっとってヒヤヒヤしてたけど、長期投資って「見ない勇気」が大事らしい。最近は月1回だけ確認するようにしてる。

今のところ、累計でプラスになってる。でもこれは相場次第で変わるから、あくまで「今はそう」という話。

一番よかったのは、「老後のための口座がある」という事実が、精神的にちょっと楽になったこと。完璧な額じゃないし、全然足りないんはわかってる。でも「何もしてない」と「少しでもしてる」は、気持ちの余裕がぜんぜん違う。

シンママは老後の話、なかなか誰ともできひんよね。元夫に頼るつもりもないし、子どもに頼るつもりもない。自分でなんとかするしかない——そう思ったときに、iDeCoとNISAという選択肢があったことは、私には救いやった。


まとめ——お金の話、逃げんでよかった

  • iDeCoは老後資金に特化した積み立て。所得控除で税金が減る。
  • NISAは自由度が高い。いつでも引き出せる。
  • どっちが正解かは人によるけど、「何もしない」が一番リスクが高い。
  • 難しく考えすぎず、少額からでも始めることが大事。

お金の不安って、向き合うのがしんどいから後回しにしがちやんね。私もそうやった。でも向き合ったら向き合っただけ、ちょっとずつ怖くなくなっていった。

完璧な準備なんてできひんけど、「今日から少しずつ」でいいと思う。あなたの老後、あなた自身が守ってあげよう。

※この記事は私個人の体験をもとに書いています。投資は元本保証ではありません。詳細は金融機関や専門家にご確認ください。